Balloon Barrel®

バルーンバレル®

繊維で電線!?
バルーンの端子!?
の組み合わせって!?

繊維銅電線

繊維銅電線

銅電線(従来型電線)と比べ

50N以上の強度(3倍以上)
断面積比30%減・重量比約50%減

繊維銅電線は、電線の強度を向上させるために、電線の中心に高強度繊維を配置し、その周りに極細銅線を複数本巻き付けた全体に錫コーティングを施す事した導体と、厚さ0.05~0.1mmの絶縁被覆を施した外径Φ0.5mm~0.6mmの電線である。

高強度繊維

電線の強度確保と軽量化と細径化を実現するために、高強度繊維に銅めっきを施した「銅めっき繊維電線」の検討を行ってきたが、繊維に銅めっきを施すための時間を多く要するため、どうしても高コストとなってしまう。

そこで、繊維への銅めっきの代わりに、高強度繊維の束の周囲に数本の細い銅線を巻き付けて錫でコーティングを施した「繊維銅電線」とする事で、電線の生産に要する時間を短縮化した。また、繊維の軽量・高強度の特徴を生かす形で電線を細径化させ、性能とコストの両立を図った。

バルーンバレル®

(特許 第6744975号、商標登録 第6354304号)

繊維銅を安定的に加締めることが
できる端子

端子の左右先端(バレル)に風船形状の空隙(バルーン)を配置する事で、
過度な加締め加圧力をコントロール

  • バルーンバレル端子の断面写真 バルーンバレル端子の断面写真
  • 加締め後の断面写真 加締め後の断面写真

高強度繊維を破断させない
独自の加締め技術を確立

電線の導体に高強度繊維を採用した事で、従来の加締め端子では加締め強度を安定的に確保する事が困難となった。加締め強度を安定的に確保できない理由は、高強度繊維と従来端子を加締める過程で「高強度繊維の破断」が発生するからであり、いかにして高強度繊維を破断させないかという技術的な課題が浮かび上がってきました。

高強度繊維を破断させないためには、加締め中に高強度繊維に過度な応力の発生を防止する必要がある。その為に、端子の左右先端に風船形状の空隙(加圧力緩和機構:バルーン)を配置させ、そのバルーンが過度な加締め圧力を吸収し、かつ残留応力を保持する事で高強度繊維への破断や脱離を防止できる。

バルーンバレルで加締められた導体とバレルの電気的接触メカニズムは、端子間同士の接触(オス端子とメス端子が嵌合した状態と同様)に近い接触状態となっている。従って、バルーンにて導体へ最適圧力によって、端子と導体の良好な接続が期待できます。

従来端子と比べて

  • 残留応力の働きで、
    最適な加締め強度を
    広範囲に確保
  • 端子加締め部の
    劣化が緩やか
  • 優れた接合を実現

INDEX

バルーンバレル
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